アゼリアガーデン

訪問リハビリ通信VOL.23    平成29年6月

訪問リハビリ Daily Note

 

《趣味を楽しもう》

  私が担当する利用者さまで、2年前に脳梗塞右片麻痺を受傷した女性がいます。病前からさまざまな手作業がお好きでしたが、右片麻痺を受傷してから左手だけでは手芸はできないと自信をなくし、精神的にも落ち込んでいました。今までの作品や手芸用品を処分したり、片づけたりしていました。訪問リハの開始当初は、左手で塗り絵をしていました。リハビリのニーズとして、上肢のリハビリ、家事の拡大、趣味を楽しむなどがあったので、趣味として元々お好きだった刺繍を提案しました。

  刺繍用の布巾はご主人が買ってきてくれました。刺繍の絵柄は刺繍雑誌から本人の気に入った花柄を選びました。麻痺側の右手はわずかに机上で物を押さえることができる程度で、右手はほとんど使うことなく、ほぼ左手での作業となりました。針に糸を通すのは、針山に針を刺した状態でできました。

  刺繍の作業は刺繍枠を上に置き、重りで固定しながらできました。玉結び、玉止めは難しく、左手のみで行う作業を一緒にしました。初めは私の方から作業手順を提案していましたが、徐々にご自身でも工夫しながら「こうしたらスムーズにできたの」と、よりしやすい方法を発見して、逆に教えてもらうこともありました。刺繍に集中しすぎて長時間作業を続ける傾向があったため、適度な休憩を促しましたが、時間を忘れるくらい楽しんでいました。

  花の刺繍の完成後はフェルト作業を一緒にしていました。途中で本人から「フェルトのポーチを」と希望があり、ご自身で工夫して作りました。訪問リハで手芸を提案し、練習を重ねることで、自宅での趣味の拡大につながりました。

  利き手が麻痺になっても、趣味を通して自信を回復して前向きになることができると実感しました。

(OT沖田)

居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんへ

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