アゼリアガーデン
訪問リハビリ通信VOL.44 平成31年3月
訪問リハビリ Ｄａｉｌｙ Ｎｏｔｅ
《 音楽の活用 》
昨年から当センターでは、リハビリをしている時にタブレット端末を使って音楽を流す試みをしています。音楽が流れることで、利用者さまがリラックスできて、リハビリにより集中できるようになるのが目的です。
当センター利用者さまのTさんは、ほぼ寝たきりで全介助ですが、声掛けには応じてくださいます。季節の移り変わりを感じていただきたい時は、四季をテーマにした曲を選んでいます。セラピストが曲に合わせて、「そろそろまた桜が咲き始めますね」と話をふると「そやね～」とお返事がありました。
同じく、日中を主に車いすで過ごしている利用者さまのSさんは、食事は自力摂取ですが、時々むせることがあります。TさんよりADLの活動性は高いのですが、自発的な活動や言動は乏しい方です。しかしある日、童謡のメドレーを流してみると、ほとんどの歌をしっかり声を出して口ずさんでいました。担当者が「よく覚えてはりますね～」と声をかけるとにっこりされました。
このように、訪問リハビリでも通信機器という手段で音楽を使い、利用者さまに季節を感じていただいたり、自発的な活動を引き出したりしています。単に身体を動かすだけよりも、音楽を流すことでリハビリにもしっかり気が向いて、リハビリをすることへのモチベーションの1つになると思います。そのために、これからもいろいろな手段を活用してまいります。
（OT 石橋）
居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんへ
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