アゼリアガーデン

訪問リハビリ通信VOL.45    平成31年4月

訪問リハビリ Daily Note

 

《 他職種との連携のあり方 》

  在宅生活を支援するために、他職種が連携してアプローチしていくことの重要性が、2018年度の介護報酬改正によって周知されました。しかし、サービス担当者会議や担当者同士の意見交換は、多事業所が関わるため、時間調整が難しいのが現状です。実際、私自身も電話や紙面などでの間接的な連絡が中心になっています。

  今回、あるケースで他事業所と今までとは違った連携を図る事ができたので、ご紹介いたします。私が担当している利用者さまの車椅子を「リクライニングタイプ」から「標準タイプ」に変更する機会がありました。訪問リハビリでは、このような機会が多くあります。通常であれば、訪問リハビリ中に福祉用具の担当者の方が来て、車椅子の選定や動線移動の確認を行います。

  

  

  

  

  今回のケースでは、変更時に通所リハビリのセラピストが同席してくださいました。「同席してどうなったのか?」ということが、とても重要なところです。

  訪問リハビリでは、在宅でできる運動や生活動作のアドバイスを行っています。しかし、運動を行う際のスペースや利用する物品などには制限があります。それに比べ通所リハビリでは幅広い練習を実施できることができます。すなわち訪問リハビリと通所リハビリでは、それぞれの現場に応じた評価とアプローチを行います。

  だから一緒に動作や動線を確認したことで、まずお互いに意見を出し合うことができました。また、リハビリで行っている内容や目的、動作レベルの共有、ご家族への指導などについて、情報共有ができました。通所リハビリ中の話を聞くことで、普段、在宅では見られないご様子をうかがうこともできました。

  今回の一連携によって、お互いに「顔の見える関係作り」ができて、そのことが利用者さまにとってより質の高いアプローチにつながると改めて感じました。今後も、この経験を生かし、「顔の見える関係つくり」ができるように努めてまいります。

(PT 田中)

居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんへ

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