アゼリアガーデン

訪問リハビリ通信VOL.48    2019年7月

訪問リハビリ Daily Note

 

《 腰痛予防 》

  腰痛は保健衛生業における業務上疾病の約8割を占めます。腰痛をいかになくすかが、緊急性の高い課題です。腰痛の8割以上が原因を特定しきれない「非特異的腰痛」とされ、「ぎっくり腰」「筋・筋膜性腰痛」「仙腸関節障害」「心因性の腰痛」などがあげられます。

  腰痛は再発することも多く、どちらかと言えば慢性的な腰痛のある人が多いようです。そのため腰痛の再発や増悪を予防するためには、普段からセルフケアを続けることが重要です。腰痛予防で重要な点としては、次の5項目になります。

  

  ①姿勢

   腰への負担は姿勢によって変わります。立位よりも座位の方が腰への負担は大きくなりますが、いずれの姿勢も脊椎のS字状のアライメントを崩すと腰痛が起こりやすくなるため注意が必要です。

  

  ②姿勢に関する筋の状態

   姿勢に関する筋の問題点としては、下肢体幹の筋力低下および局所的なアンバランスさ、またそれら筋群の伸張性の低下や胸腰背部の筋硬結などがあります。それらは個人差があるため、個別に対策を考える必要があります。

  

  ③生活習慣

   生活習慣の問題としては、体の冷えや運動不足、喫煙や柔らかい椅子や寝具の使用、普段の生活動作における姿勢

  

などにも注意が必要です。例えば、洗面台で顔を洗う際には足を前後に開脚する、講義などで長時間座っている際には左右の足を組むなどの工夫で、腰痛を予防することができます。

  

     

  

  ④ストレス

   近年、腰痛とストレスの相関について多数の報告があります。ストレスは腰痛の遷延化の危険因子として認識されており、腰痛予防を考える上でストレス対策も重要な点の1つと言えます。

  

  ⑤運動

   個人の身体状況に応じて、いくつかの自分に適した運動を見つけ、それを毎日継続して行うことをお勧めしています。

  

   在宅介護においても腰痛が問題となることが多く、利用者さまだけでなく、介護者の方からも相談を受けることが多くなり、その都度、助言しています。今後も、介護に関わる皆さまの腰痛対策を続けてまいります。

(PT清水)

居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんへ

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