アゼリアガーデン

訪問リハビリ通信VOL.50    2019年9月

訪問リハビリ Daily Note

 

《 高齢者の転倒と予防 》

  訪問リハビリにおいて、転倒予防は常に最も重要な課題の1つです。実際に高齢化に伴って、転倒受傷件数は年々増え続けています。特に大腿骨近位部骨折においては、転倒が受傷機転の7割を超えています。

  さて、その転倒に関連する要因ですが、運動機能の低下だけでなく様々な要因があげられます。当センターの過去の事例では、情緒的な変化、認知機能の低下、薬剤や視力障害といった要因が大きく影響していたと思われるケースがありました。

  訪問リハビリでは、ご自宅の環境面の評価はもちろん、利用者さまの疾患(脳血管障害、パーキンソン病など)や上記のような要因を細かく評価し、転倒予防策の助言を行っています。

  

         

  

またご家族の理解と協力も非常に重要となるため、ご家族への説明や助言も積極的に実施しています。また一度転倒すると、自信をなくしたり、歩くことに不安を感じたり、日常の生活動作を控えるようになり、日々の活動性が低下することが多く見られます。時にはご家族も「とうとう歩けなくなった」と大きな不安を抱えることがあります。

  大切なことは、傾聴姿勢を持ち、安心感を持っていただけるよう暖かく支援していくことです。転倒した原因を分かりやすく説明し、対応策を提案し、不安を少しでも取り除き、「まだこれだけ歩けるよ、大丈夫よ」などと声掛けをしつつ、自信を取り戻せるようなアプローチが重要だと考えています。

  こういった当たり前のサービスの1つ1つをおろそかにせず、丁寧に実施していくように心掛けてまいります。今後とも、よろしくお願い申しあげます。

(PT清水)

居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんへ

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