法人のご案内

理事長ご挨拶

一般財団法人 長岡記念財団 中野種樹

   病院が医療提供の中心的役割を担うようになって、わずか100年の間に、疾病構造の変化、医療の発達、人口の高齢化等々によって、その役割は変化し、進化してまいりました。その役割は初期の病人や怪我人を対象とした診断・治療を中心に行うといったシンプルな機能から専門分化し、病気にならないための健康の増進や早期発見のためのチェック、治療が終わってからのリハビリテーションといった包括的な保健医療サービスを提供する医療機関となりました。

   私ども長岡記念財団グループは1935年に長岡ヘルスケアセンター(長岡病院)を設立し、当時86床であった病床は、日本の精神科医療政策の変遷を反映し、昭和30年代以降増床を重ね、ピーク時には499床となりました。近年は『入院医療中心から地域生活中心へ』という国の方針に従って、『地域との連携を一層深めつつ、従来の入院中心の精神科医療を、総合的な精神医療サービスに発展させます』というビジョンを掲げ、病床数を441床に減らし、長期入院患者の退院促進、地域移行支援、アウトリーチ、就業支援などに取り組んでいます。これらの長岡ヘルスケアセンターを中心とした精神保健医療事業部門に加え、財団グループのもう一つの柱である、老人保健施設アゼリアガーデンを中心とした介護・福祉事業部門では、訪問看護・介護サービスやグループホームなど高齢者向けに幅広いサービスの充実を図ってまいります。

一般財団法人 長岡記念財団

理事長

中野種樹

ミッション 「心」と「和」

私たち一般財団法人長岡記念財団は、京都乙訓の地において、

心とからだの健康をサポートする公益法人です。

私たちは、あらゆる場面において常に人間の尊厳に重きをおくことが、

何よりも大切と考えています。

私たちは、『博愛と奉仕の心』と『和の精神』に基づき、

歴史と専門性に裏づけられた質の高いメンタルヘルスケアと

心のこもった介護・福祉サービスを行っています。

そして、人々がその人らしく安心して暮らせるように、

支援の輪を広げていくことをめざします。

働く人ひとりひとりが、自分の無限の可能性を信じ、

持てる能力を最大限に発揮することが求められ、

財団はそのためのあらゆる援助を惜しみません。

私たちは、良心に従って行動し、チームの連携を図り、

最高の『顧客満足』を追求していきます。

そして、開かれた財団として、変化しつづける社会ニーズに応え、

地域に貢献していきます。

財団のあゆみ

設立当初外観写真

当財団は1935年(昭和10年)、博愛と奉仕の「心」と人と人との信頼の「和」を基本理念に掲げ、精神科治療の場として設立しました。

2010年に財団創立75周年、介護老人保健施設設立20周年を迎え、当財団にとっても大きな節目となりました。2013年には「一般財団法人長岡記念財団」へ法人名を変更いたしました。

これからも私たちは、医療・福祉・介護・行政・家庭・地域の連携を目指すヘルスケア・ネットワークとして、充実した活動を展開してまいります。

沿革

1935年 6月 ○現在地に、「財団法人伏見病院 長岡分院」(精神・神経科 定床86床)設立
○開放病床4床設置
1944年 3月 ○戦時立法により伏見病院を、「京都府立医科大学付属女子医学専門学校」の実習病院として無償提供
○長岡分院から独立し、「財団法人長岡病院」として再スタート
4月 ○静養室2棟増築(163床)
1959年 2月 ○第3期工事竣工(203床)
11月 ○女子病棟増築竣工(215床)
1968年 4月 ○不燃化第一期工事竣工(306床)
1969年 11月 ○基準看護2類承認
1970年 8月 ○本館外来診療棟完成
1972年 5月 ○歯科開設
1973年 4月 ○不燃化第二期工事竣工(366床)
(60床増床:4単位病棟:開放病棟増床)
○旧木造病棟跡地に1300㎡の運動グランド創設
1976年 8月 ○本館建替工事竣工(現在のC棟) (469床)
○運動グランド1500㎡に拡張
1977年 3月 ○許可病床485床となる
1978年 3月 ○畳部屋を全廃、全床ベット(477床)
○閉鎖病棟保護室改装・増設 計13床
1979年 12月 ○社会復帰センター完成(作業療法・レクリエーション促進)
○歯科診療室新装
1981年 7月 ○増改築竣工(499床)
11月 ○基準看護1類、申請承認
1983年 5月 ○院内誌「ティータイム」創刊
1984年 3月 ○デイケア開設(9月承認)
○精神科作業療法基準取入れ(入院患者対象)
1985年 3月 ○創立50周年記念体育館完成
6月 ○創立50周年記念式典挙行
○創立50周年記念誌「長岡病院五十年のあゆみ」刊行
1987年 6月 ○男・女急性期(1・5病棟)保護室改修工事完成
1990年 6月 ○財団名を「財団法人長岡記念財団」に改称
9月 ○老人保健施設「アゼリアガーデン」開設
1992年 8月 ○長岡京市委託事業「長岡京市在宅介護支援センター」開設
1995年 4月 ○訪問看護ステーション「アゼリア」開設
11月 ○生活訓練施設「アスロード」開設
1998年 6月 ○デイナイトケア開設
1999年 11月 ○訪問介護ステーション「アゼリア」開設
2000年 4月 ○居宅介護支援事業所「アゼリア」開設
○通所授産施設「カメリア」開設
○地域生活支援センター「アンサンブル」開設
○「訪問看護・介護アゼリア居宅介護支援事業所」開設
2001年 4月 ○A棟新築竣工(499床)
2002年 9月 ○C棟(1976年建築)改築工事竣工(476床)
11月 ○B棟新築竣工
○新病棟編成完了(総許可病床454床)
A棟/ 1A(53床:精神科急性期治療) ・2A(54床:精神一般)  
  3A(54床:精神療養) ・4A(54床:精神療養)  
  5A(53床:老人性認知症疾患療養)   計 268床
B棟/ 3-4B(48床:精神療養)   計 48床
C棟/ 2C(44床:精神一般) ・3C(47床:精神一般)  
  4C(47床:精神一般)   計 138床
○カフェ&ブティック「パピヨン」(NKZサービス)オープン
2003年 4月 ○長岡病院増改築工事完成「長岡ヘルスケアセンター(通称)」開始
6月 ○病院内売店「カウッパ」(NKZサービス)オープン
11月 ○財団誌「ティータイム」復刊
12月 ○財団シャトルバス運行開始(阪急長岡天神-JR長岡京-病院)
2004年 1月 ○京都府介護施設第三者評価受審、認定取得
5A病棟・老人保健施設アゼリアガーデン・訪問看護ステーションアゼリア
2005年 3月 ○太陽光発電システム導入
4月 ○介護保険外サービス「マザーリーフ」(NKZサービス)開業
5月 ○財団創立70周年記念シンポジウム 於:長岡記念文化会館 特別講演 ゲスト/堀田 力氏
6月 ○長岡記念財団創立70周年記念式典挙行
9月 ○日本医療機能評価機構”Vr.4”認定取得(1月訪問審査受審)
10月 ○社会福祉法人向日春秋会 特別養護老人ホーム「サンフラワーガーデン」開設
2006年 8月 ○「アゼリアガーデン・訪問リハビリセンター」開設
10月 ○地域生活支援センター「アンサンブル」を指定相談支援事業所・地域活動支援センター「アンサンブル」に事業移行
10月 ○京都府介護・福祉サービス第三者評価受診、認定取得 老人保健施設アゼリアガーデン
12月 ○長岡病院「京都府保険医療功労賞受章」
2007年 4月 ○京都府より委託を受け、指定相談支援事業所・地域活動支援センターアンサンブルが「退院支援事業」を実施
○小規模多機能型居宅介護事業所、竹林精舎「りんどう」開設
5月 ○長岡京市防火管理連絡協議会「最優秀団体賞」受賞
7月 ○「STOP!温暖化」温室効果ガス削減運動開始
10月 ○財団内保育所「スマイル」開設
2008年 4月 ○BSC(バランストスコアカード)導入
8月 ○シャトルバス、日・祝日、年末年始も運行
9月 ○訪問ステーション(看護・介護・居宅3部門)移転
2009年 1月 ○ホームページリニューアル
4月 ○しょうがい者就業・生活支援センター「アイリス」設立
11月 ○京都府介護・福祉サービス第三者評価受診、認定取得 老人保健施設アゼリアガーデン
2010年 6月 ○創立75周年記念式典挙行
○創立75周年記念 記念碑建立
○創立75周年記念 記念講演櫻井よしこ氏
8月 ○準保護室増床工事による総病床数変更(総病床:450床)
9月 ○「アゼリアガーデン」創立20周年記念式典挙行
2011年 4月 ○長岡京駅前メンタルクリニック開設
6月 ○創立75周年記念誌「未来へ」刊行
2012年 1月 ○ストレスケア病棟開設 総病床数変更(総病床:441床)
6月 ○財団法人医療機能評価機構(Vr.6)認定
9月 ○電子カルテシステム導入
2013年 2月 ○京都府介護・福祉サービス第三者評価受診、認定取得 老人保健施設アゼリアガーデン
4月 ○公益法人制度改革に伴い、「一般財団法人長岡記念財団」に法人移行
9月 ○精神障害者グループホーム「サンヴィレッジ」開設
○訪問ステーションアゼリア(看護・介護・居宅3部門)移転
2014年 4月 ○就労移行支援事業所「ピオニー」開設
○京都府障害者雇用推進企業「京都はあとふる企業」認証
9月 ○心療内科 標榜
○長岡ヘルスケアセンター ホームページリニューアル
10月 ○日本バランスト・スコアカード研究学会 第12回学術総会主催
○「きょうと福祉人材育成認証制度」事業所認証
2015年 3月 認知症グループホーム「ローズマリー」開設
5月 しょうがい者就業・生活支援センター「はあとふるアイリス」開設
6月 財団創立80周年
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