心のこもった質の高い精神医療
お一人おひとりで異なる「こころの問題」について、じっくりと耳を傾け、寄り添うことを大切
にしながら、少しでもお役にたてればと職員全員が考えております。
対象疾患
<以下の疾患を対象としています>
・ うつ病(気分変調症、持続性抑うつエピソード、抑うつ状態)
・ 睡眠障害(不眠症、睡眠関連呼吸障害、過眠症、概日リズム睡眠障害 など)
・ 躁うつ病/双極性障害(双極性感情障害)
・ 統合失調症(統合失調感情障害、統合失調様障害)
・ てんかん
・ 認知症(アルツハイマー病、レビー小体を伴う認知症、血管性認知症、パーキンソン病による認知症)
・ 心身症(起立性低血圧、過敏性腸症候群、神経性胃炎、神経性嘔吐症、緊張性頭痛 など)
・ 摂食障害/(神経性やせ症・神経性過食症)
・ 強迫性障害/強迫症
・ パニック障害/パニック症
・ 社交不安障害
・ 適応障害
・ 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・ 解離性同一性障害/解離性同一症
・ 知的能力障害/知的発達症
・ チック障害
・ 広汎性発達障害/自閉スペクトラム症(LD、 ADHD、アスペルガー症候群) ……
(※ICD-10 第5章 精神及び行動の障害、DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン(初版)に基づく)
対象となる方
<以下のような症状がある方>
《一例》
・気分が沈む。憂うつ。意欲が出ない。イライラする。興味がわかない。楽しいと思うことがない。
・自分に価値がないと感じたり、罪の意識を感じたりする。仕事や勉強が手につかない。
・眠れない。寝つきが悪い。夜中に目が覚める。疲れやすくなった。
・誰かに見張られていると感じる。自分に命令する声が聞こえる…
………その他、心の問題でお悩みの方は、当院へご相談ください。
《連絡先電話番号 075-951-9201(代) 医療社会事業課 まで》
治療内容
精神科・心療内科では、患者さまの心理的側面から診断と治療を行います。
当院では、“患者さまとの対話”を重視しています。
たとえば、持続的なストレスが脳に影響を及ぼし、身体の機能や構造に異常をきたす「心身症」などの症状に対しては、リラクゼーションやストレスへの対処法について、専門医や専門スタッフがアドバイスいたします。
薬物療法においては、副作用が少なく患者さまの苦痛をやわらげる処方を心がけています。
従来のものから新規のものまで、さまざまな向精神薬を治療に使用しています。
また、リハビリテーションと社会参加・就労支援については、当院は作業療法やデイケアをいち早く開設しました。診療とリハビリテーションを併用することで、より高い治療効果が期待できます。
さらに、近年は認知行動療法・カウンセリング(心理療法)・SST(対人技能訓練)などの心理社会療法プログラムにも積極的に取り組んでいます。
今後も医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士・臨床心理士・管理栄養士等が連携して、治療とリハビリテーション、メンタルヘルスケアの維持・向上に取り組んでまいります。